未経験者こそIT業界に転職するべき5つの理由


ITの仕事は技術職です。働くためには技術を習得する必要があります。これがハードルなんですねぇ・・・。なぜか未経験からの転職者があまり増えません。
でも、IT業界への転職はこのハードルを乗り越えるだけの価値があります。

なぜ未経験者がIT業界へ転職したほうが良いのか5つの理由をお話します。




他業種に比べて圧倒的に未経験から転職しやすい

以下は大手転職情報サイトdodaが毎月発表している転職求人倍率レポートです(画像は2019/1/15発表のデータ)。


引用元:doda - 転職求人倍率レポート(https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/data/)

グラフを見てみると一つだけ飛び抜けて高いグラフがありますよね。これがIT業界の転職求人倍率です。2018年度のデータを見てみるとIT業界の数値だけ飛び抜けてるのが判ると思います。2018年12月のIT業界の転職求人倍率は驚異の6.79です。
これは1人の転職希望者数に対して6.79人の求人数があるという事です。

このデータが示す通り、IT業界はここ数年慢性的な人手不足に悩まされています。
これは一時的な物ではなく、今後はもっと不足すると予想されています。

2016年に経済産業省が発表したIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果によると、IT人材は2016年に17.1万人不足していて、2020年には36.9万人の不足、2030年には78.9万人の不足と試算されています。

引用元:経済産業省 - IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.pdf)

国の方もIT業界の人材不足の対策を打ち始めていて、2020年度からは小学校でプログラミング教育が必修化されます。中学校では2021年度から、高校では2022年度からプログラミング教育が必修化です。学生は国語や数学や英語と並んで、今後はプログラミングを学ぶ時代になるのです。

でも、対策も虚しく、転職求人倍率のデータで見た通り、今現在既にIT業界は深刻な人手不足に陥っています。そしてこれが今後どんどん増えていくのです。

業界歴20年の私が思うに、IT業界の転職は基本的に同じ業界内でしか流動しないのです。なぜかと言うと、技術職なので他業界からの人材流入がほとんど無いんですね。最初の転職のハードルが高いのです。

にも関わらず、ITの需要は全ての業界で高いので人が増えないのに仕事だけはどんどん増えていってます。近年のスマホの普及も人手不足に拍車をかけていますし、AIの普及が更に拍車をかけています。

この空前の人手不足はIT業界内の転職者だけでは到底まかなえません。
そこで最近増えつつ有るのが未経験者に向けた無料のITスクールです。未経験者が無料で技術を身につける事ができて、そのまま転職までサポートしてくれるサービスです。

 

このサービスによって技術の習得が必須のIT業界へ未経験者がスムーズに転職できるサポートをしています。他の業種ではまずないシステムだと思います。


興味がある方は無料スクールについてまとめた記事も書いてますので良かったら読んでください。

求人倍率が他業界と比較して圧倒的に高くて、未経験者が転職に必要な技術習得のハードルも限りなく低くなっています。今、IT業界への転職は他の業界の転職に比べても圧倒的にハードルが低くなっていると言っても過言ではありません。

IT業界はいつでもあなたを待っています!


他業種に比べて給料が良い

以下は大手転職情報サイトdodaが出した業種別平均年収のデータです。
2017年9月~2018年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人のうち20〜65歳の約36万人の正社員のデータを元に出したデータだそうです。

引用元:doda - 平均年収ランキング最新版  (https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/)

他業種に比べて圧倒的に高いという訳ではありませんが、IT/通信の平均年収はトップクラスの461万円です(記事を読んだところ、同額の総合商社とは僅差でIT/通信がトップだそうです)。

データを出すまでもなく皆さんご存知だと思いますが、IT業界の給料は高いです。なんと言っても技術職ですから。そして今後はもっと高くなっていくと私は予想しています。なぜなら需要と供給のバランスが成り立っていないからです。

みなさんが生活している上でITの技術は切っても切れない物になっていると思います。パソコンやスマートフォンやタブレットをはじめ、テレビや車や冷蔵庫から銀行やコンビニのレジまで、ありとあらゆる物にITの技術が使われています。そして今後も増え続けていきます。

でも前述した通り圧倒的に人手が足りません。需要と供給のバランスが非常に悪いのです。極端な需要過多です。ですので今後は技術者の奪い合いにならざるを得ません。そうなると必然的に給料は上がっていきます。

ITエンジニアの給料は上がる要素はあっても下がる要素はありません。

女性でも活躍しやすい

前項にあるdodaが出した業種別平均年収のデータをもう一度見て下さい。
IT/通信の全体の平均年収では他業種とほぼ並んでのトップでしたが、女性に限ってみるとトップです。しかも他業種を大きく引き離してのトップです。

これはITエンジニアが技術職であるのがひとつの要因だと思います。技術力が全てなので良くも悪くも男女間で差別的なことは無いからです。

良くも「悪くも」と言っているのは、男性がキツい仕事も女性だからと言って軽くなる事は無いということです。

他の業種だと体力の差や体格の差等の性差で男女間で少なからず仕事に差はあると思いますが、IT業界は頭脳労働ですので基本的に男女間に労働の差はありません。ですので男性と同じ仕事を女性もやらなければならないのです。同一労働同一賃金ですから、他の業種の女性と比べて給料が高くなるのは当然と言えるでしょう。

これをキツいと受け止めるかどうかはあなた次第ですが、逆に言うと女性でも普通に昇進して役職につきますし、むしろオタクっぽい男性よりも人当たりが良いので、お客さん受けもよく、IT業界に馴染むことが出来ている女性は男性よりも早く昇進していってる気がします。

エンジニアは技術力で勝負しているので男性だろうと女性だろうと技術力のある人間には敬意を払って仕事をしていると思います。
性別関係なく自身の能力だけで勝負してみたい女性にはIT業界はお勧めです。

ちなみに、セクハラ的な話は聞いたことはありませんが、男性の多い職場なのは間違いないので、恋愛関係のトラブルには遭遇するかもしれません。草食性男子が圧倒的多数なのでそういう面では少し面倒くさいかもしれません。

他業界に転職しても経験を活かせる

いまやどこの会社にもパソコンはあります。これだけで他の業界に転職してもIT業界の経験を活かせるのは判りますよね。普通の人ではやるのが困難な事でも効率良く仕事をこなせるはずです。パソコンを使った業務効率は他の人と比べて数倍〜数百倍違うはずです。それが判っているからこそ、世の中の経営者はIT化を推し進めている訳です。

でも、IT業界にいた経験を活かせるというのはパソコンを効率よく操作して業務効率を上げるという事だけではありません。

世の中の経営者はIT化を推し進めたがっていますが、当然のことながらITに対する知識はほとんど持ち合わせていません。ですのでIT企業に対して自社のシステムを発注するのです。

ですがITに対する知識を持って無いのにシステムを発注しても何がどうなるのかは判らないですよね。そこで、IT企業と経営者の間に立って両者の調整をする立場の人間が必要になります。それが「社内SE」と呼ばれる存在です。

IT企業では無い一般の会社のIT全般の面倒をみるのが社内SEの仕事になります。もちろん社内で働いている一般社員のパソコンの世話もしますが、本業は経営者が望むシステムを作るためにIT企業と話し合ってシステムを作り上げて運用する仕事です。この仕事はIT業界で働いていた人間でないと務まりません。

昔はIT業界の一線から退いたオジサンの隠居場所(社内SEの方スイマセン)だと言われていましたが、現在はその重要性が高まってきていて、社内SEの方は出世してCEOに次ぐ権力を持つCIO(最高情報責任者)になれるというキャリアパスまで出来ました。

これは、IT業界以外の業界でもITの重要性は高まっているので、一般企業としても担当の役員を置かないと仕事が効率よく回らなくなってきているからです。それだけ重要視されているのです。

ですので、もしIT業界で働いて退職したとしても、他の業界に行ってIT業界の経験を活かして活躍することが出来ます。出世すれば経営陣にまで上り詰めることもできるのです。

技術職なので会社を辞めてもフリーランスとして生きていける

私が未経験者にIT業界への就職をお勧めする一番の理由がこれかもしれません。

IT業界でエンジニアになってそれなりの経験を積めば、フリーランスになって独りで仕事をして会社員時代の収入より稼ぐことが可能です。重要なのは「独り」というところです。他の業界ではまず無いんじゃないでしょうか。技術者の特権だと思います。

IT業界は人手不足というのもあって仕事が溢れています。当然フリーランスの人間の所にも仕事が沢山きます。でもそれだけじゃないんです。

例えばスマホアプリありますよね。ああいったアプリケーションを独りで作って稼ぐことができます。「なーんだ、そんな事か」と思いませんでしたか?ところがコレがとても重要なんです。

パソコンやスマートフォンのアプリはコピーが可能です。要するに一つのアプリを作ってストアにアップしたら、皆さんはそのコピーを購入しています。ソフトウェアの製造はコピーが可能な所が凄いんです。

ソフトウェアを1本作るのに100時間かかったとします。このソフトウェアを売ります。そしたらヒットしました。なんと100万本売れてしまいました。でも、このソフトウェアを作るのにかかったコストは1本売れても100万本売れても変わりません。自分自身の100時間の労働だけです。

他の製造業だとこうはいきません。100万個の物品が売れたら100万個作らなきゃならないのです。100万個作るための材料を仕入れなければなりません。当然独りでやるのは無理なので従業員を雇わなきゃいけません。

それがソフトウェアだと一人、つまり自分自身の労働時間だけしかコストがかかりません。せいぜいストアに登録するための費用とパソコン代とネット代と電気代ぐらいです。作ったらストアに上げて終了です。あとは売れるのを待つだけです。

まぁ実際はこんなにうまくはいきませんが、ソフトウェアを作れるという事はそういう事が個人で可能だということです。

フリーランスになってIT業界の下請け仕事をやりつつ、ソフトウェアを売ってるだけでサラリーマンの収入は余裕で超えます。更にソフトウェアが爆発的ヒットをしたらその瞬間に南国に移住して隠居暮らしも可能です。隠居して南国のビーチでビールを飲みながら寝転んでいても、ソフトウェアが売れ続ければ収入も増え続けます。

夢があると思いませんか?
それがITエンジニアという仕事なんですよ。

まとめ

未経験からIT業界に入るのは大変です。技術者ですので技術を習得しないと働けないからです。でもそれは最初だけで入ってしまえば給料が良いですし、仕事はありますし、他業種に転職することもできれば、フリーランスになって独りで稼ぐこともできる素晴らしい職業です。キツいのは最初のハードルだけなんですよ。
そしてその最初のキツいハードルも無料スクールのお陰で一気に低くなりました。

他の業種の辛さを知っている未経験者の方だからこそ、こんなIT業界に魅力を感じませんか?

これから先は学校でプログラミングを教わった子供たちがIT業界に入ってきます。転職するなら彼らが就職する前の今がチャンスですよ。

是非IT業界への転職を検討してみて下さい。