ITエンジニアが海外でフリーランスとして生きる道を模索する - 最終回



「ITエンジニアが海外でフリーランスとして生きる道を模索する」シリーズ記事、最終回です。


本当なら、今回はジョージア編の続きを書く予定でしたし、その後もオランダやカンボジア等、他の国についても書いていく予定だったのですが、予定変更で今回が最終回になります。

結論

まず結論から言ってしまうと「ジョージアしか無い」です。ジョージア以外の国はジョージアと比較してメリットがほぼありません。ジョージアだけが図抜けています。

ビザ

まずビザですが、ノービザで1年滞在ができるのはジョージア以外の国はありません。調べた限り、他の国の最長は180日です。ビザラン出来る国はありますが、やはりノービザで1年滞在出来てビザランも可能なジョージアだけが圧倒的に有利です。

税金

次に税金面ですが、おそらく国外からの収入が無税である以上、ジョージア以上の国は無いです。ドバイも無税ですが、あれは起業ビザで年間数百万円のコストが掛かります。ジョージアみたいに特別な条件も無く、海外から所得を得るフリーランスであれば無税というのは破格の条件過ぎます。しかもノービザです。こんな事言うのもなんですが、はっきり言って異常です。

生活費

次に生活費の安さ。これも東南アジア諸国と比較しても安いジョージアがベストです。住居費こそ東南アジア諸国と同レベルですが、食費等は恐らくジョージアの方が割安だと思います。日本食にこだわれば当然高くはなると思いますが、自炊前提なら恐らく世界中でも最安の部類なんじゃないかと思います。そして何よりも電気代が安いのが素晴らしいです。電気とネットとPCがあればどこでも仕事が出来る人間にとって電気代が安いのはとてもメリットです。

治安

治安面でも特に問題がなさそうに見えます。日本と比較して大差無いんじゃないでしょうか。ただ、一番心配しているのは交通事情ですね。ジョージア関連の海外の動画等も見ましたが、動画で見ている状況でも明らかに運転が荒いです。パヴェというのもあると思いますが道も悪そうですし、車に酔いやすい私としてはちょっと厳しい部分だと思います。

日本だと名古屋で運転が酷いと感じたことがありますが、ジョージアの運転の粗さはそういうレベルじゃない気がします。それと交通ルールも海外ということでちょっと違うのかな?赤信号でも曲がってる車とかいるので日本の交通ルールで考えてると危険な気がします。

自転車に乗るのが趣味なんですが、不思議なことにジョージアの動画を見てもほぼ自転車が走ってないですね。それだけ交通事情が危険なんだと思います。


ジョージア移住を目指そうと思います

そんな訳で、ジョージア移住に向けて今年は頑張ろうと思っているのですが、問題点がいくつかあります。

問題点

コロナ問題

今年始めに移住の記事を書いていた時にはこんな事態になるとは思っていなかったのですが、2020年3月現在で世界中でとんでもないことになっています。海外渡航自粛どころか中止勧告が出ている国もあります。飛行機もまともに飛んでいませんし、現状、移住はまず無理でしょう。今は在宅でひっそりと待つしかないですね。恐らく、今年中に移住するのは無理なんじゃないかと感じています。

幸い、ジョージアの感染情報を見ると、他の国と比較して落ち着いている様ではありますが、特効薬が無い以上、リスクを犯してジョージアに行くべきでは無いと思っています。言葉の通じない国で感染したら洒落にならないですしね。どうせ感染するならまだ日本で感染した方がマシなんじゃないでしょうか。アメリカの方でワクチンが出来て、今年夏に臨床試験をして来年早々に認可が降りるんじゃないかと言われているので、おそらく来年の今頃になったら状況は変わっていると思います。

飛行機代が高い

地球の裏側とは言いませんが、欧州の手前ですので、日本からだと飛行機代がえらい高いです。最安で見ても片道6万円台ぐらいでしょうか。普通に6〜10万ぐらいは掛かるのでおいそれと日本には帰ってこれません。往復15万ぐらいは覚悟しなきゃならないです。

日本に帰れない事自体は大して問題は無いのですが、生活拠点を日本から移すとなると問題が多いです。一回の渡航で持っていける荷物には限りがありますし、現地で住居を探す以上、先に荷物を送るのもままならないです。出来る限り他人の手は煩わしたくないので、荷物を減らす事を考える必要があります。

言語の問題

まず私は英語が喋れません。ロシア語も喋れませんし、当然ジョージア語も喋れません。それ以前に、海外渡航したこともありません。この状態で海外移住を考えていいのか?というのは常に頭の中にあります。

こういうのは慣れで、そういう環境に飛び込んでしまえば慣れてなんとかなる、痛いのは最初だけ!という楽観的な人生の教訓は持っていたりはしますが、それでもいきなり海外に移住するのは不安があります。・・・でもなんとかなるんだろうなぁ。日本に来ている外国人で日本語喋れない人の方が多いのに彼らはなんとかなってるし。と、思ってるんで、やはり楽観的なんだと思います。こんな日本人でも受け入れてくれそうなジョージアの懐の深さに期待しつつ、コロナ騒動が落ち着く迄に日本で多少は勉強しておきたいですね。

ところで何語を勉強すればいいんでしょうかね?英語かロシア語かジョージア語か。他の国でも通じることを考えれば英語なんでしょうけど、現地人とコミュニケーション取るならやっぱジョージア語なんですかね。

収入源

目下、一番の問題点は収入源です。お陰様でいろいろと延長されたりしましたが、2月一杯でなんとか受託の仕事が終わり、現在は自由の身(無職)となっています。ここから新たな収入源を作らなければなりません。アフィリエイトに力を入れていきたいと言うのは今年の抱負で述べましたが、それだけに頼るのは不安ですので、他の収入源も模索していきます。

という事で、YouTubeを始めました。こちらのブログはあくまでも転職情報について語るブログなのでYouTubeに関して多くは語るつもりはありませんが、収入源の一つとしてYouTubeには期待しています。諸々の残務を終わらせた3月半ばに自由になってからは動画作りに熱中しててこのブログの更新を忘れていた位に動画を作るのは面白いので、この勢いでどんどん動画を作って収益化ラインをクリアしたいですね。

いろいろと安全マージンを考えると、現実的に月収20万ぐらいが移住する最低ラインの収入だと考えています。まずは月収20万を目指して頑張ります。

今後の(楽観的な)展望

まず、収入源の確保。これが大前提です。収入が無ければ話になりません。この部分に関しては漠然となんとかなるんだろうなー、と思ってます。始めたばかりのYouTubeには大して期待はしていませんが、それでも本腰入れてアフィリエイトをやれば20万ぐらいはなんとかなると思ってます。甘いですかね?

次に言語の方も楽観的です。最悪スマホがあればなんとかなるんじゃないかと思ってます。

逆にコロナ問題の方は安全が確信できるまでは動くべきでは無いと思ってます。言葉通じないのに海外の医者に行くのなんてはっきり言って不可能でしょ。ワクチンなり特効薬なりが出来て安全に渡航できる状態になってから移住しようと思います。

問題はこのコロナ騒動がいつ収束するのかが気になります。収束が長引けば長引くほど、移住に向けた準備期間が増えていくので移住に対するハードルも低くなるとは思いますが、あまり長い期間は待ちたくないです。心情的には今すぐ移住したいぐらいの気持ちですし。

あとはコロナ問題に絡んだ為替相場ですね。ちょうど移住する時に超円高とかになれば嬉しいですが、そううまくいかないでしょう。逆に円安が進めば収入のハードルを上げる事も考える必要があります。

あとは税金面ですね。なんとか今年中には脱出したいです。正月はジョージアで迎えたいです。

いろいろな状況を考えた上で、無理だとは思いますが今年の12月ぐらいに脱出する方向で計画しておきたいと思います。今日が4/1なので実質8ヶ月で準備を終わらせるようにがんばります。