相変わらずダラダラと過ごしておりますが、そんな中でも世の中は動いております。目下、ジョージアへの海外移住を目指している訳ですが、ここ最近、いろいろと状況が変化しています。と言っても私の志が変化している訳ではなく、ジョージアへの海外移住という目標に関する周囲の状況が目まぐるしく変化している状態です。
アメリカ大統領選
この記事を書いている11/3にアメリカの大統領選が行われています。海外移住にあたってお金の問題は大きいのですが、この大統領選の結果次第で状況がかなり変わります。要は為替の変動ですね。まぁコロナが落ち着いていないのであと1年ぐらいは日本から動けないんじゃないかと思っていますが、移住のタイミングで為替がどう動いているのかが問題な訳です。おそらく2021年の前半は今よりも円安傾向でそこから先どっち側に動くのかがこの大統領選にかかっているんじゃないかと思います。
おそらくですが、トランプが再選されれば円安、バイデンが当選すれば円高方向に動くんじゃないかと思っていますが、おそらくあと半年ぐらいは円安気味でシフトしそうな雰囲気です。来年の後半はコロナの状況次第でまた状況も変わると思いますが、なんとか円高方向にシフトしてもらいたい。でもバイデンはなぁ・・・。うーん・・・。
個人的にはトランプが再選しないといろんな意味で世界的にマズいと思うんですが、アメリカの国民がどう考えているかは解らないので、こればっかりは結果が出るまでは注視しておくしかないですね。トランプ再選して円高方向に動けば嬉しいんですが、経済界的にはトランプ再選を歓迎しているみたいですし、やっぱりドルが強くなって円安なんでしょうね。コロナ対策でどれだけドルを刷るか期待して待ちたいと思います。
新型コロナ
日本では比較的に落ち着いてますが、アメリカやEU圏ではまた大きな波が来ているようで、ガンガン感染者が増えているようです。そろそろワクチンが出来上がってくる時期なんですが、そのワクチンもいい噂は聞きませんし、当面は様子見なんですかね。とりあえず来年後半ぐらいまでは海外渡航できる状態には戻らないような気がしてます。
ちなみにジョージアのコロナの感染状況なんですが、9月ぐらいまでは落ち着いていた様ですが、10月に入ってから黒海沿いのバトゥミで感染が拡大して、今は首都のトビリシでも物凄い勢いで増えているみたいです。人口と感染者の割合で見ると、尋常じゃない広がり方をしているようで、ちょっと心配ですね。
バトゥミで広がったのはEU圏からの旅行者受け入れを緩和した後からなので、EU圏で流行っているウイルスが広まっているようで、日本の物とは違うタイプなのかな?なんでも現在の政権はもうロックダウンはしないと言っているそうなので、このまま流行り続けるんでしょうか。元々ジョージアは観光で潤ってる国だと思うので、簡単にロックダウン出来ないんだと思いますが、どうなんですかね?あんまり被害が広がらないことを祈ります。
ナゴルノ・カラバフ紛争
お隣のアゼルバイジャンにあるナゴルノ・カラバフを巡って、これまたお隣の国のアルメニアと隣国同士で領土紛争があったのですが、これがここ1ヶ月で紛争じゃなくて、最早戦争なんじゃないか?ぐらいまで拡大しているみたいです。アルメニアのバックにはロシアがいて、アゼルバイジャンのバックにはトルコがいるんですが、両大国の代理戦争の雰囲気も出つつ、本音では両国共に今は争いたくない筈なので停戦させようとしても収まらないみたいです(でも一応停戦合意はされたのかな?)。
アルメニアとアゼルバイジャンとで争われると、周囲の国は非常に困るみたいで、この2国間の争いは
ロシアvsトルコ
ロシアvsNATO
キリスト教vsイスラム教
スラブ人vsテュルク系民族
EUvsトルコ
等々、様々な対立が内包されていて、あまり大規模に争われるとシャレにならない雰囲気です。ですので当事者以外の国は介入を避けているっぽいのですが、ちょっとトルコが突っ込み過ぎてるのが気になりますね。
こういうのはデリケートな問題なのであんまり言及したくはないのですが、そもそもの話、アゼルバイジャンの領土内のアルメニア人居住区が勝手に独立を宣言して、アゼルバイジャン国土を不法に占拠しているのが問題の根幹にあって、アルメニア人の不法占拠に対して国連からも退去の勧告が出ているはずです。もっと根本的な事を言えば、ソ連時代の政策でアルメニア人とアゼルバイジャン人を分断させたのが原因らしいです。
ですが、そんなかなりデリケートな問題を内包しているのが原因なのか、国連の停戦決議から30年ぐらい手をつけずに放置してきたのがこのタイミングで再燃して、それなのにみんなでまた停戦しろって言ってる事自体にトルコは怒っているようです。今まで解決に向けて何もして来なかったのに何言ってるんだ?みたいな感じでしょうか。
そんな最中に今度はお怒りのトルコで地震が発生して他国の紛争どころじゃなくなってるんですかね?最近は停戦で落ち着いてきてるみたいです。
もう何がなんだか解らないカオスな状態なんですが、とりあえず隣国のジョージアは今の所、紛争の影響は無いみたいです(通貨安にはなってるみたいです)。このまま何事も無ければいいんですが。
ちなみにジョージアはアゼルバイジャンからトルコに向けた原油・天然ガスパイプラインと、ロシアからアルメニアに向けた天然ガスのパイプラインが通っていて当事者国全部と関わりがあるので、必然的に中立の立場なんでしょうね。非常に難しい立ち位置の国だと改めて思い知りました。
ジョージア議会選挙
アメリカの大統領選の陰に隠れて話題になっていませんが、実はジョージアの議会選挙が10/31に行われました。これがまたカオスな状態になっています。
ざっくりと結果だけ見ると、現在の政権与党が48%取って第一党の座を守ったんですが、これが大問題で、選挙に不正があったんじゃないかとジョージア国内で選挙のやり直しを求めるデモが起きているそうです。現在の与党はどちらかと言うと親ロシア的な政党らしいのですが、最大野党が対ロシア強硬派の政党で真っ向対立しているそうです。それで、このコロナ禍で国連の選挙監視が出来ていないとか、ロシアが介入していたとかいろいろ言われてるみたいで、かなり大規模なデモになっているみたいですね。
旧ソ連のベラルーシの大統領選でも不正があったと言われている様に、現在の旧ソ連圏の国はロシアが直接統治するのではなく、新ロシア政権を作って陰からロシアが支援するというのがロシアのやり方だというのが、どうも現地の方々の見解らしく、現在のジョージアの政権もその色が濃いそうで、国民の方は選挙結果に納得いってないみたいです。
まぁジョージアに移住するに当たって、今の政権と同じならいいんじゃないか?という感じがしないでもないんですが、現在進行系でなんかビザの制度がちょっと変更されているらしくて(未確認)、観光立国なだけあって、コロナ禍の現在、外貨を獲得出来ないといろいろと問題があるらしく、隣国の紛争で通貨安に見舞われている現状だと対外的な動きが結構ありそうな予感です。ビザ周りはこれからどんどん変化する可能性があるので、ちょっと注視しておきたいですね。
2020年は色んな意味で当たり年
今年はコロナで始まって、バッタ騒動や蛾騒動やダム決壊騒動、長雨や温暖化、永久凍土解凍、北極海航路開通みたいな自然災害や、原油激安、イスラエルと国交樹立する国が続々、アメリカ大統領選、日本の首相交代、五輪開催延期、香港の騒動等々、が起きた上にナゴルノ・カラバフ紛争でとどめを刺された感じで、なんか世界情勢が動きまくっていてかなりカオスです。中東とコーカサス地域は特に動きが激しいです。アメリカもEU圏もコロナ禍でまともに動けていない中で国際情勢が動くと本当にどうなるのか予想がつきません。
そんな中で海外移住を計画しているんですが、もうこれもどうなるのか解らなくなってきました。いや、海外移住したいんですけども、状況的に明らかに今動いたら駄目ですよね。不確定要素が多すぎます。
とりあえずアメリカの大統領選が終わって経済的にどうなるのかある程度見通しがつくようになって、コロナがある程度収まって、ナゴルノ・カラバフ紛争がこのまま落ち着いて、ジョージアのビザ問題がクリアになるまでは移住するべきではないんじゃないかと思っています。
ほんとどうなるんだろ・・・?