ITエンジニアの副業にクラウドソーシングをお勧めする本当の理由

ITエンジニアは副業をやるべきです。いろいろな副業がありますが、中でもクラウドソーシングをお勧めします。「ちょっと収入が増える」とかそういった理由ではなく、エンジニアとして生きていく為に必要な能力を身につける事が出来るからです。

クラウドソーシングで100万程度稼いだ事のある私がお勧めする理由を詳細に語ります。





目次

私の実績紹介


私が過去に稼いでいた実績をまずは紹介します。
  • ランサーズ

  • クラウドワークス


ランサーズの方では高額報酬を稼いでるランキングかなんかで当時はランクインしていた記憶がありますが、 この程度の金額でランクインしてしまうぐらいハードルは低いです。

ランサーが増えて来たのか案件単価が暴落しまして、2013年に案件単価が安くなりすぎて馬鹿らしくて辞めました。現在も案件を眺めて見た限りでは安いのでやる気がしません。

クラウドワークスで辞めた後の2014年にある1件は前に納品したお客様からの改修依頼です。

ちなみに評価の方ですが、大変高い評価を頂いております。
  • ランサーズ

  • クラウドワークス


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クラウドソーシングはITの仕事の縮図


はっきり言いますが、クラウドソーシングに出ている案件は高くありません。普段やっている仕事から比較すると信じられないぐらい安いです。業界全体がクラウドソーシングに足を引っ張られているのか、フリーランスの仕事の案件単価は安くなっている傾向がありますが、更にそれを下回るぐらい安いです。ですので「お金を稼ぐ」という意味ではクラウドソーシングはお勧めしません。

ですが、それでもクラウドソーシングを現役エンジニアの副業にお勧めしたい理由があります。それは、クラウドソーシングは「IT業界の仕事の縮図」だからです。例え安い金額であろうとお客様はお客様です。お客様の要望に沿って提案してプログラミングして納品するという工程を全て一人で体験することができます。

ここでいちばん重要なのは「要求分析」です。IT業界のお客様以上にクラウドソーシングのお客様はITに関して素人です。そのお客様の要求をどの様に分析して、どういう提案をすれば良いのかを学べるとても良い機会だと思います。

これは普段の仕事では最上流の仕事になりますので、簡単に経験することが出来ません。まさにクラウドソーシングだからこそ体験できる仕事でもあります。

もしあなたが将来フリーランスで働こうと思っていたり、上流工程に携わる時にこの経験は大きく活かせると思います。案件単価は安いですが、勉強として考えると、それ以上の価値があります。副業と言いつつも、勉強のつもりでクラウドソーシングを利用するのはとても良いと思います


稼ぎやすい案件

とは言っても働くからにはお金は欲しいと思います。そこで稼ぎやすい案件ジャンルを紹介します。

  • PHP系サイト作成(主にWordPress関連)
これはもうクラウドソーシングで稼ぐのを主眼にいれるなら鉄板です。

PHP系の仕事は結構多いですが、その中でもWordPress系の仕事とテーマ作成の仕事は多いです。私もWordPressのプラグイン作成で稼ぎました。WordPress関連は独学が可能で簡単な部類ですし、PHPの勉強をしたらWordPress関連の知識も勉強しておくとクラウドソーシングで稼げます。

ここだけの話、最悪フリーランスの仕事で収入が無い時はWordPress関連の案件をクラウドソーシングで請ければ稼げるので最後の保険だと思ってます。将来的にフリーランスで仕事をやっていこうと考えている人はWordPressの知識は身につけておいたほうが良いです。

WordPress以外のPHP案件も結構多いです。フレームワーク指定でのサイト構築案件が比較的多くて、CakePHPとLaravelが最近は多いんじゃないでしょうか。スキルにここら辺のフレームワークを入れておくとスカウトも結構来ます。ですのでメジャーなPHPフレームワークを触れる様になっていると案件受注率は飛躍的に上がると思います。

  • Linuxサーバ設定
最近はクラウドの隆盛で減ってきましたが、Linuxサーバの設定関係の案件も手間の割に高めに取れますのでお勧めです。大体がVPSへのOSインストールとLAMP設定程度なのでやり方を知っていれば誰でも出来るレベルです。小一時間やれば数万円稼げるので、ちょっとした小遣い程度にはなります。



ついでに、稼ぐのにお勧めしない案件は以下の案件ジャンルです。

  • Webライティング
これは稼ぐという観点では絶対にお勧めしません

案件自体はかなりの数ありますが、単価が馬鹿にしています。1文字0.5円とかですので、5000文字書いても2500円ぐらいにしかならないだけでなく、最近は1文字0.1円とかふざけた依頼も多いです。やってみれば判りますが、5000文字の文章を書くのは普通の人には並大抵の労力では出来ません。良くて数時間、悪くて数日掛けて文章を書いて、2500円どころか、0.1円だと500円にしかなりません。はっきり言って稼げませんので絶対にお勧めしないです。

但し、アフィリエイトをやろうと考えている人であれば、場合によってはやるのもアリかな?と思います。現役のアフィリエイターが自分の書いた文章を添削してくれますので、文章力は確実に向上します。文章を書くのになれてしまえば、あとは自分のアフィリエイトサイトで記事を書きまくれば自力で稼ぐことができます。

  • Webサイトデザイン
普通のHTMLでのWebサイトデザインもお勧めできません。安いというのもありますが、お客様は素人でどういうデザインが良いという指標を持っていませんので、凝れば凝るほど採用されないからです。Webデザインが得意な人であれば稼げるかと思いきや、そういう凝った基準で採用してくれるお客様はかなり少ないです。逆に凝らないでCSSフレームワークで10分ぐらいで作れるサイトが採用されたりします。

これはお客様の大多数がアフィリエイターというのが関連しています。大衆化されているサイトを望んでいるお客様が多いので、最新鋭のデザインや凝ったデザインの物は敬遠されがちです。かなり理不尽ではありますが、Webデザイン系の人がやるなら、ちゃんとした企業相手の案件をやった方が良いと思います。そうなると副業レベルでは無くなってきますのでまた別問題ですが・・・。


まとめ

「稼ぐ」という観点ではお勧めできませんが「学ぶ」という観点ではクラウドソーシングでの副業はお勧めです。クラウドソーシングで案件単価が安いとしても仕事は仕事ですし、誠意を尽くしてやっていれば継続で仕事を貰えたりもします。

今後もIT業界で食べていくならこういう経験をしておくのは大いに役立ちますので、冷やかし程度の心構えでもいいので一度やってみることをお勧めします。